LEDとは「発光ダイオード」と呼ばれる半導体のことで、“Light Emitting Diode”の頭文字をとったものです。

LEDに電気エネルギーを与えると光エネルギー(5)と熱エネルギー(95)に変換します。 LEDはこれまでの白熱ランプや蛍光ランプ・HIDランプとも違い、特殊な構造を持つ物質に与えた電気エネルギーが直接、 光に変わるという新しいしくみの光源です。

既に1907年にはこうした現象は発見されていましたが、白色光を得るために必要だった明るい青色LEDが 1993年に開発されてから、新しい照明用光源として注目されるようになりました。 近年はその改良もめざましく、蛍光灯並みの発光効率をもつ白色LEDが登場してきました。


≪日本の電力消費量の割合≫

右図の日本国内の電力消費のグラフを見ると、エアコン、冷蔵庫についで照明器具の電気消費量が来ています。
照明器具の発光源となるものは、今でも白熱電球や蛍光灯などの消費電力の大きいものがほとんどです。
しかし、これをLEDに変えると、消費電力を抑えることができます。LEDは蛍光灯や白熱電球よりも明るく、
寿命も長いということから、頻繁に買い替える必要もなく、経済的です。
さらに有害物質を含まないので、安心してお使いいただけます。

 

 

LEDの特長

従来の電球   LED
約1万時間

寿命

約4万時間(10万時間まで利用可能)
取り換えの手間がかかる

常時点灯している屋外の蛍光灯や無人の設置場所では取替えの手間が大変

取替えの手間

長寿命なので取替えの手間が少ない

信号機への採用でもわかるように比較的切れにくく、高所や無人の設置個所にも適している
チラつきが出る

蛍光灯は交流を使用するため100回/秒~120回/秒のチラつきが出る

視界

チラつきが少ない

LED蛍光灯は直流に変えて使用するためチラつきが少ない
水銀が出る

従来の蛍光灯は中に水銀蒸気が入っているため、割れると多量の水銀蒸気が大気中に飛散

利用後の処理

水銀が少ない

LED蛍光灯は水銀蒸気を一切使用していないので割れても水銀が出ず、環境に優しい。すべてリサイクル可能
紫外線あり

虫が好む紫外線を含むため、屋外で使用する場合、虫が集まりやすく不衛生

紫外線の有無

紫外線が少ない

虫が好む紫外線が少ないため、室内への虫の侵入を減らすことが出来るので衛生的
熱が出る

点灯(始動)の際、電極に電流を流すと過熱され、フィラメントから熱電子が管内に放出される

熱の処理

熱の発生が少ない

LEDは電気エネルギーを直接光に変えているので熱の発生が少ない

 

 

メリット1 環境保護

LEDを導入すれば、電気代を安く抑え、光熱費の削減が可能なだけでなく、CO2削減による地球温暖化ストップに貢献できます。
また、水銀蒸気を一切使用していないので割れても水銀が出ず、環境に優しいのです。地球温暖化、環境保護は、照明の分野におきましても取り組んで行かなければならない問題です。
省エネルギー・CO2削減対策のひとつの解決法がLEDを使った照明と言われています。
LEDを使うことで、「環境に優しい」、「お財布に優しい」が実現します。

 

メリット2 コスト削減

LEDは、発光効率が高く、省電力、長寿命なのでランニングコスト(光熱費)を大幅に軽減します。
白熱電球の約40倍、蛍光灯の約4倍と長寿命!
一度設置すれば電球交換のような保守の手間が省け、部品や器具の購入コストも削減できます。
さらに発光効率が高いため、従来の白熱照明と同じ明るさを作るのに必要な電力が少なく済みます。
また、発熱・紫外線が少ないので、商品の劣化も少なく、虫の飛来を防ぐなど多くのメリットがあります。

電力と料金の比較

従来の蛍光灯

直管型LEDライト

基本料金

約24円 約24円

消費電力(W)

24 9

1日当たりの平均使用時間

12 12

1ヵ月当たりの消費電力(W)

8,640 3,240

1年間の電気料金

約2,436円 約912円

 

メリット3 安全性

LEDは真空管やフィラメントを必要としない為、従来の蛍光灯よりも比較的衝撃に強く作られています。
また、水銀蒸気を一切使っておらず、蛍光管にはガラスではなくプラスチックを使用しておりますので、
もし割ってしまったとしても安心です。

 

 

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